乳腺良性疾患

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乳腺良性疾患とは?

乳腺良性疾患とは?

乳腺良性疾患とは、乳房に発生するしこりや炎症など、がん(悪性腫瘍)ではない様々な病変を指します。命に関わることは少ないですが、痛みや不快感を伴うことがあり、また乳がんと症状が似ているため正確な診断が重要です。

練馬区・杉並区の薬師堂診療所では、超音波検査(乳腺エコー)やマンモグラフィなどを通じて、乳腺良性疾患の診断・治療を行っています。「しこりがあるけれど乳がんではないか心配」「胸の痛みが続いている」など、乳房に関する気になる症状があれば、お早めにご相談ください。

症状と受診の目安

乳腺良性疾患の主な症状には以下のようなものがあります。

  • 乳房のしこりや硬さ
  • 乳房の痛みや張り
  • 乳頭からの分泌物
  • 乳房の発赤や熱感
  • 乳房の腫れ など

これらの症状があれば、乳がんとの区別も必要になるため、早めの受診をお勧めします。特に以下のような場合は、できるだけ早く当院へご相談ください。

  • しこりが急に大きくなった・硬くなった
  • 乳頭から血性の分泌物が出る
  • 乳房の皮膚に変化(えくぼやひきつれ)がある
  • 片側の乳房だけに症状がある
  • 症状が長期間(1ヶ月以上)続いている など

主な乳腺良性疾患

乳腺炎

乳腺炎は乳腺に細菌感染が起こり、炎症を引き起こす疾患です。一般的には授乳期に発症するとされていますが、授乳期以外の女性にも多く見られます。

症状としては、乳房の発赤(赤み)、腫れ、痛み、熱感などが現れます。重症化すると発熱を伴うこともあります。早期の適切な処置で症状を改善できますので、気になる症状があればすぐにご相談ください。

授乳期以外の乳腺炎も治療

授乳期以外に発症する乳腺炎でも、乳房内に膿が溜まることがあり、適切な処置が必要です。授乳中でない方でも「乳房に痛みがある」「しこりがある」「熱感がある」などの症状があれば、乳腺炎の可能性が考えられます。

こうした非授乳期の乳腺炎は見過ごされがちですが、当院では適切な診断と治療を行っています。心配な症状がある方はお早めにご相談ください。

乳腺症

乳腺症は30~50代の女性に多く見られる良性疾患で、ホルモンバランスの変化により乳腺が過剰に刺激されて起こります。月経前に症状が強くなる傾向があり、乳房全体の張りや痛み、しこりを感じることがあります。

乳腺症自体が乳がんに変化することはありませんが、症状が乳がんと似ているため、正確な診断が必要です。多くの場合は経過観察で改善しますが、症状が強い場合は治療を行います。

乳管内乳頭腫

乳管内乳頭腫は、乳頭に近い乳管内に発生する良性腫瘍です。主に30~50代の女性に多く見られます。乳頭から無色透明や血液が混じった分泌物が出ることが特徴で、時にしこりとして触れることもあります。

良性疾患ですが、乳がんとの鑑別が必要なため、分泌物の細胞診や乳腺エコーなどで詳しく調べます。特に血性の分泌物がある場合は注意が必要です。

線維腺腫

線維腺腫は20~30代の若い女性に多い良性腫瘍で、触ると弾力のある動くしこりとして感じられます。大きさは1~3cm程度が多く、痛みはあまり伴いません。女性ホルモンの影響を受けやすく、月経周期によって大きさが変わることもあります。

多くの場合は経過観察で問題ありませんが、急に大きくなったり、3cmを超えるような場合は切除を検討することもあります。

乳腺嚢胞

乳腺嚢胞は、乳腺内に液体が溜まった袋状の組織で、40~50代の女性に多く見られます。単発または複数生じることがあり、触ると柔らかいしこりとして感じられます。月経前に大きくなったり、痛みを伴うことがあります。

乳腺エコーで診断でき、必要に応じて嚢胞内の液体を抜く処置を行います。多くの場合は経過観察で問題ありません。

葉状腫瘍

葉状腫瘍は主に30~50代の女性に見られる乳腺腫瘍で、比較的大きな(平均4~7cm)しこりとして発見されることが多いのが特徴です。もう1つの特徴として、短期間で急速に大きくなることがあります。

組織検査により良性・境界悪性・悪性に分類されますが、良性でも再発や悪性化のリスクがあるため、診断がついた場合は通常、外科的切除が推奨されます。

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