着替え
上半身の服を脱ぎ、専用のガウンに着替えます
マンモグラフィ検査
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影です。乳房のしこりや石灰化などを見つける検査で、練馬区・杉並区の薬師堂診療所では女性の検査技師が担当しています。当院ではフルデジタル方式のマンモグラフィを導入しており、従来よりも被ばく線量が少なく、高精細な画像での診断が可能です。
通常は両側の乳房に対し、縦と横から2枚ずつ、計4枚の写真を撮影します。撮影した画像はその場でモニターに表示され、医師が直接画像を見せながら結果を説明します。触診ではわからない小さなしこりや、乳がんの初期症状である微細な石灰化も発見できる重要な検査です。
マンモグラフィでは乳房を圧迫するため、「痛い」「恥ずかしい」と感じる方も多いでしょう。当院では以下のような配慮を行っています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、「乳がんの早期発見」というメリットを考えると、ぜひ勇気を出して検査を受けていただければと思います。不安なことがあれば、遠慮なくスタッフにお声がけください。
当院の特徴として、保険診療や乳腺ドックでのマンモグラフィは、即日結果をご説明しています。撮影したデジタル画像を大きなモニター画面に表示し、患者様にもそちらをご覧いただきながら丁寧に解説します。
マンモグラフィと超音波検査(乳腺エコー)にはそれぞれ得意・不得意があります。マンモグラフィは「ごく早期の乳がん検出」に優れていますが、乳腺エコーは「腫瘍性の明らかな乳がん」を見つけやすいという特徴があります。
当院では両方の検査を受けることをお勧めしています。両方の検査を併用することで、それぞれの弱点を補い合い、より精密な検査が可能になります。特に若い方や乳腺の濃い方は、マンモグラフィだけでは見つけにくい場合があるため、乳腺エコーとの併用が効果的です。
当院では30歳からの乳がん検診をお勧めしています。近年、30歳前後の乳がん患者が増加しており、20代後半でも乳がんが見つかるケースが増えています。
行政の乳がん検診は40歳以上が対象ですが、それ以前の方も当院の乳腺ドック(自費診療)で検査を受けることができます。理想的な検査頻度は年に1回です。自治体の検診(2年に1回)を利用される場合は、間の年に乳腺ドックを受けることをお勧めします。
20代の方でも、乳房の分泌物や痛みなどの症状があれば、年齢に関わらず検診や診察を受けることをお勧めします。早期発見が乳がん治療の大きなカギとなります。
近年、若い女性の乳がんが増加傾向にあります。その背景には以下のような要因が考えられます。
こうした背景から、若い方も定期的な乳がん検診が重要です。
Step01
上半身の服を脱ぎ、専用のガウンに着替えます
Step02
撮影台に乳房を乗せ、透明な板で圧迫しながら撮影します
Step03
画像をご覧いただきながら医師が結果をご説明します